知っていなきゃ恥ずかしい結婚式マナー
結婚式や披露宴で守りたいマナー。結婚式には、招待からご祝儀、ファッションまで幅広いマナーがあります。
それぞれのマナーを知って、迷惑のないように参加しましょう。友人や親戚など、結婚式に参列する方も少なくないでしょう。
何度か参列した経験があればある程度のマナーは分かりますが、はじめて参列する場合、『招待状の返信』や『服装』など、分からないことがたくさんあります。
また、なかには意外と知られていないマナーもありますので、結婚式の招待状が届いたら、事前にマナーについてしっかり調べておきましょう。
招待状マナー
結婚式は、招待状が届かなければ参列できません。
しかし、届いたからといって必ずしも出席しなければいけないというわけではありません。
忙しくて出席できない方もいますし、なかには気分が乗らない方もいるでしょう。
しかしどちらの理由であれ、招待状が届けば早めに返信するのがマナーになります。
新郎新婦はなるべく早めに出席・欠席を知りたいと思っていますから、返信が遅れてしまうと迷惑をかけます。
もちろん、親しい友達でも口頭だけはNG、きちんと返信し出席の有無を伝えましょう。
また、あまり親しくないからという理由で欠席するのも失礼になります。
せっかく届いた招待状、余程のことがない限り出席するようにしてください。
それでも出席が難しい場合は、1回電話をすると良いでしょう。
直接気持ちが伝わりますから安心です。
病気や弔事で出席できない場合、特にきちんと電話で伝えなければいけません。
間違っても返信のときにそのような理由を書くのは避けてください。
ちなみに、返信のときは文字を『寿』で消すとワンランク上のマナーになります。
もちろん二重線で消すのでもOKです。
ご祝儀マナー
結婚式に参列する場合、用意しなければいけないのが『ご祝儀』です。
ご祝儀は、ご祝儀袋にも選び方があります。
まず、水引きは『結び切り』を選びましょう。結び切りとは、『一度結んだらほどけない』という意味があります。縁起が良いので、結婚式などめでたい場所では必ず結び切りのご祝儀を選びましょう。
次にご祝儀袋の種類ですが、金額に見合ったものを選ぶようにしてください。
目安は、入れる金額の1/100程度。見た目を豪華いしたいからといって、金額に見合っていないご祝儀袋に包むのはマナー違反になります。そして、包むお金は必ず新札を用意しましょう。
新札が手元にない場合は用意できなかった場合は、『アイロンで伸ばす』『会場のフロントで新札に変えてもらう』などの方法が可能です。
ご祝儀袋を選んだら、表に名前を書いていきます。このとき注意したいのが使用するペンです。筆記具は基本的に毛筆や筆ペンを使いますから、間違ってもボールペンは使わないようにしましょう。また、読みやすいように楷書体ではっきりと書くようにしましょう。
さて、金額についてです。包む金額にも、マナーがあるのは知っていますか?
一般的に、割り切れない数字が良いといわれています。要するに『奇数』です。奇数にすることで、2人の仲が分かれないという意味になります。千円札や五千円札を混ぜる場合でも、奇数になるようにしましょう。欠席をする場合、出席した場合の金額の半分が目安になります。1/3を目安にした金額でもOKです。
ファッションマナー
ファッションのマナーは、女性と男性では異なります。
女性の場合、肌の露出が高く奇抜すぎるファッションは基本的にNGとされています。
新婦より目立つファッションは不適切ですので、着用するドレスには十分注意しなければいけません。また逆に、カジュアルすぎるファッションも避けましょう。
年齢に相応しい女性らしさと品があるファッションが好ましいでしょう。たとえば、30代女性であれば大人の女性らしさにエレガントを。スカートも膝丈のものを選ぶようにしましょう。
男性はスーツが基本です。
色は黒とされていますが、グレーやネイビーなどの落ち着いた色であれば可能です。派手でなければ、ストライプでもOK。フォーマルな場所ですから、スリーピース(ジャケット・ベスト・スラックス)を選ぶ方が多いようです。
テーブルマナー
洋食・和食・中華など、料理によってテーブルマナーは違います。
洋食の場合、メインとなるのはコース料理です。フォークとナイフは外側から順に使うようにしましょう。間違えてもサービス係が持ってきてくれます。
和食は、お箸の中央あたりを右手で持ち、左手でお箸の先を下から支えるように添えます。
右手を滑らせ右方向へと動かしたら、親指・人差し指のつけ根あたりにお箸が収まるように持ち替えましょう。
中華といえばれんげですが、れんげにも正しい持ち方があります。スプーンのように持つのではなく、人差し指を溝の中に入れて、柄を親指・中指ではさむようにして持ちます。
ひとつひとつマナーに沿って使うのは難しいですが、余程汚い食べ方をしない限りあまり深く考える必要はありません。
でも、覚えておくといろんなシーンで役に立つでしょう。
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